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人材育成は、このやり方で育成する

人材育成3回目最後の内容は、どのようにしたら人材育成ができるのかについて話をしたいと思います。      2回目の内容は、人材育成が出来る会社と人材育成が出来ない会社の特徴について話をしました。        人材育成が出来ない会社の特徴は、会社や組織そのものが変革ができない社風や風土があり、変革ができないということは、組織そのものが成長しようという雰囲気ではなく、また上司が部下の育成に無関心だということです。                                                  このような上司の存在は、部下に対して業務を回すための教育をしても、人材育成が実施されていないことが、容易に想像できるのです。

人材育成の基本はコミュニケーションです。                                                                    このコミュニケーションを通じて育成するのが基本となるのです。                                      その前提でどのようにして人材育成をすればいいのかをお伝えします。                                           

最初にしなければならないことは明確な目的を持つことです。                                               人を育てることは、「何のために育成するのか」「人材育成することで解決すべきことや課題は何か」「今、誰を育成すべきなのか、何のために」このような明確な目的を持ち、いつまでに育成する、そのためには、と言う流れで計画が必要なのです

その上で4つのポイントを抑えることです。

➢ 一つ目は「教えないこと 考えさせること 失敗させること

どこの会社でも上司というものは、当然ながら経験、ノウハウ、人間関係などの蓄積されたものがあり、当然部下からの相談に対しての答えは知っています。知っているからこそ、教えることが当たり前なのですが、教えることが習慣化してしまうと、部下からすれば「分からないことは聞けば良い」と受け身になり考えなくなるのです。

また、考えなくなってしまった部下は、向上心が芽生えるどころか、その時点で自己成長が止まり、聞けば教えてくれるものだと認識してしまうのです。だからミスをしてもミスだと思わないし、そのミスの積み重ねが大きなミスにつながるのです。

ですから、自ら考えさせ、小さいうちから失敗をさせること、なぜ失敗したのかを考えさせることも必要なのです。

「あなたはどう思う?」                                           「どうするのが良いと思っている?」                                       「あなたの意見は?」                                                                といった具合に部下に考えさせる、上司がフォローできるぐらいのミスなら実際にやらせるのです。

もちろん状況や場合にもよりますが、教えないこと、考えさせること、失敗させること、これが一つ目のポイントとなります。

➢ 二つ目のポイントは目標を設定することです。

人材育成で大切なことは、部下はどこに向かわせるべきなのかを明確に目標設定することです。その目標設定が上司と部下が一致していることです。                                                           目標というのは日常的な業務でも同じですが、例えば「3年後には主任に昇進する」とか「2年後にはこの部署にリーダーになり、3年後は他部署の課長になる」といった上司と部下での共有できる目標設定です。

そういった目標設定が出来ていると上司は部下に対して、今の段階は何が問題だからこの問題を改善して行こうだとか、この課題をこのような考え方に変えて行けばもっと良くなるとか、適切な指示や改善などの指示命令ができるのです。

➢ 3つ目としては何事も挑戦させることです。

部下に応じたタイミングで色々と挑戦させることです。実力以上の仕事に挑戦させることで部下の成長を促す事ができ、上司がやっている仕事を部下に移譲させ、部下自信のやり方で進めさせることで、経験値を高めていきます。大事なことは任せたら少し遠くから見る事です。それが部下自らの考えの元で判断する力を養うことにもつながります。

➢ 4つ目は褒める言葉より、感謝する言葉を

昔ながらの上司は褒めれば部下はのびると勘違いしている方が見えますが、事あるごとに褒めたり、またその場の雰囲気を取り繕うために褒めたりすることは、部下からすれば茶化されたり誤魔化されるのと一緒で、上司に対して不信を感じてしまう行為です。

部下が行った行動や行為が、上司、会社にとって良かったことであるなら、心から「ありがとう、助かった」と感謝の言葉をかける事が大事なのです。

人はどのような褒め言葉よりも、心から「ありがとう」とか「助かった」などの感謝の言葉の方が、人が前向きになり更なる向上心が芽生えるのです。

まとめ

如何でしょうか、この4つのポイントを抑えることで人材育成ができるのです。

ただ、先ほどもいいましたが、会社又は組織が人材育成をしなければならないと思わなければいけないし、人材育成をしなければと思っている、あなたご自身がそう思って行動してもらわないと、いくら人材育成の話をしても意味はないのです。

また、我々若い時は、仕事を通じて人間的成長すると言われてました。ところが今はどうでしょうか?仕事を覚えても人間的成長はしているのでしょうか?

業務を回すだけの教育も必要ですが、人材育成の中において人間的成長をさせなければ、その人の自己成長はとまり、やがて月日が経つと、自己成長が止まった人が上司や後継者、役員、経営者になるのです。                                そうなってくると必然的に会社が成長するわけがないのです。

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