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ベストプラクティス(最善の方法/最良の事例)を持っているか?

私は、多くの管理職者に対して「業績」「何かの改善」など、上手くいっている人、部署があったら、話を聞いたり、取り入れたりするなど、真似をしなさいと言っています。

しかし、多くの管理職者はなかなか真似ることはせず、独自の理論があるのか、または

真似することが=「プライドが傷つく」又は「盗む」といった、マイナスのイメージを持っているのかもしれません。

仮に人様のアイデアなどをそのまま真似をして、あたかも自分自身が作り上げて豪語するような行為はいけませんが、オマージュして真似ることは時間短縮であったり、改善のヒントになったり仕事の土台になるものです。(※オマージュとは尊敬・敬意と言う意味

このベストプラクティス(最善の方法/最良の事例)をどのようにして持ち合わせるのでしょうか?

私から言わせれば、仕事に関係性があるものであれば、なんでも良いものがあったら記録しておくということを習慣化しています。

例えば電車に乗った時にみる車両内で掲載している広告であったり、雑誌、人の話など、探せば色々とあるものです。

広告であればキャッチコピーであったり、何がメインで表示されているのか、雑誌でも文章の書き方や文字、単語、人との会話であれば、私が知らないような話であったり。

視点を変ればヒントが山のようにあるのです。

そのヒントを見つけ出すために一定の時間を集中的に考えるのか、日々時間に関係なく気づいたら記録していくのか、それは人それぞれですが、一定の時間を集中的に考えることは、帰って時間の無駄になることが多いのです。

私が経営に関与している会社で、業種の内容は整備工場ですが、部署は7つもある整備工場です。その7つのうち1つの部署、車検班という部署ですが、このコロナ禍であっても業績が圧倒的に良いのです。

なぜ、業績が飛躍的に向上したのか理由は分からなかったのですが、最近、理由を知りました。

管理職者である彼は、ご自身が勤めている会社で車検を受ければ社員割引があるのに、競合他社でお願いしたそうなのです。

その話を聞いた私は、早速、管理職者がいる部署を訪ね「なぜご自身の会社でやらないのか、社員割引があるのに・・・」と聞くと、彼の口からでた言葉が「自分自身が今までやってきたことがどうなのか、お客様に対する対応や接客の仕方、指示の仕方、技術のレベル、このようなことを他社はどのようにしているのか、お客の視点で見たかった」という話でした。

だから業績が良いのかと感じた次第ですが、これもオマージュであり、オマージュすることによってベストプラクティス(最善の方法/最良の事例)となって蓄積していくのです。

業績が良い会社というのは、良いものは真似ることから始まり、独自に作り変えていきます。

これは会社だけの話ではありません。個人においてもいいものがあればオマージュ、何度もいいますが、尊敬・敬意をもって真似をさせてもらうのです。

ただ、働く意識が面白いと思って取り組んでいるのか、業務は業務と思って毎日を取り組んでいるのかにもよると思います。

先ほどの管理職者の話をしましたが、管理職者以外の部下の方までもが同じように取り組みをし、他部署でもが業績を上げている部署のオマージュをしているそうです。

この会社はコロナ禍であっても業績をあげていることは言うまでもありません。

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