
「業績さえ上がれば、すべてが解決する」――その思い込みが、組織を蝕みます。
私がこれまで3,000社を超える現場で見てきたのは、そうした業績の悪化は
あくまで結果にすぎず、本当の崩壊は「経営者自身の姿勢の崩れ」から
始まっているという事実です。
今回、新しく出版した「会社は『業績』で潰れない。経営者の『姿勢』で潰れる。」
は、歴史あるブランドと、決して無能ではない人材を抱えながら、一度はV字回復を
遂げたにもかかわらず、自ら崩れ落ちていった、ある水産加工会社の記録です。
その最大の原因は、経営者が「現場」から、「決断」から、「責任」から、
静かに逃げ続けたことにありました。
統括部長は、辞める最後の日にこう言い残しました。
「この会社を、潰さないでください」
その言葉の本当の重さに、私が気づいたのは、ずっと後のことでした。
【本書の主な内容】
・社長室にこもる経営者 ――現場に出ず、決断を先送りし続けた社長の実像
・母の貯金 ――資金繰りの度に切り崩されていく、80代の母親の口座
・名もなき者たちの奮闘 ――権限も報酬もない中で会社を支え続けた女性店長たち
・同類親和の法則 ――経営者の姿勢が「都合のいい人間」だけを引き寄せるメカニズム
・崩壊、そして解体 ――再生の芽を自ら摘み取ってしまった経営者の末路
もしあなたが今、経営者として、あるいは後継者として、日々の決断から
目を逸らしたくなる瞬間があるなら――この本は、あなたのための一冊です。
会社を守るのは、戦略でも資金でもありません。
経営者が、逃げずにそこに立ち続けること。
それだけです。
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