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利益だすための数字管理

利益だすための数字管理

私がお世話させていただいてるお客様のほとんどが、コロナ禍でも売上高は下がっても利益を出し、資金繰りには困らない状況です。(コロナの恩恵と言うわけではありません。)その改善手法の一つに幹部社員がどれだけ数字に強くなれるかなのです。

明日、弊社主催の「金融対策・利益改善コンサル講座」の中で、利益感度分析を使った改善をやります。この利益感度分析とは「どこを改善する」と利益がでるのかという分析方法です。簡単なので皆さんも一緒にやってみましょう。経営改善を例題で考えてみましょう商品を仕入れてお客様に販売する会社があるとしましょう。

〇300円の商品を仕入れて、1,200円で売ります。

〇そのために働いてもらう人のお給料やお店の家賃、その他水道光熱費や消耗品などの固定費が全部で100万かかるとします。

〇この会社が月に1,000個商品を売れたとしたら、損益はどうなるでしょうか?損益計算すると売上高=1,200円(売上単価)×1,000個(数量)=120万円仕入高=300円(仕入単価)×1,000個(数量)=30万円粗利益額=120万円(売上高)ー30万円(仕入高)=90万円固定費=100万円営業利益=90万円(粗利益額)ー100万円(固定費)=▲10万円となり10万の赤字です。さて、この会社を黒字にしようとしたら、どういう方法があるでしょうか?

①お客様単価をあげる

②お客様数を増やす

③仕入を下げる(ここでは仕入としましたが、本来は材料費・外注費・経費です)

④固定費を減らすの4つあります。10%改善できるとしたならば、どの方法がよいでしょうか。

〇お客様単価を10%あげる1,200円がお客様単価ですから、1,320円になるということですね。売上高=1,320円(お客様単価)×1,000個(数量)=132万円仕入高=300円(仕入単価)×1,000個(数量)=30万円粗利益額=132万円(売上高)ー30万円(仕入高)=102万円固定費=100万円営業利益=102万円(粗利益額)ー100万円(固定費)=2万円・2万円の黒字になります

〇お客様数を10%増やす1,000人が数量(=お客様数)ですから、1,100人に増やすということになりますね。売上高=1,200円(お客様単価)×1,100個(数量)=132万円仕入高=300円(仕入単価)×1,100個(数量)=33万円粗利益額=132万(売上高)ー33万円(仕入高)=99万円固定費=100万円営業利益=99万円(粗利益額)ー100万円(固定費)=▲1万円・1万円の赤字になります

〇原価を10%下げる仕入単価が300円ですので、10%下げると270円となります。売上高=1,200円(お客様単価)×1,000個(数量)=120万円仕入高=270円(仕入高)×1,000個(数量)=27万円粗利益額=120万円(売上高)ー27万円(仕入高)=93万円固定費=100万円営業利益=100万円(粗利益額)ー93万円(固定費)=▲7万円・7万円の赤字になります

〇固定費を10%下げる固定費は100万円ですので、10%下げると90万円となります。売上高=1,200円(お客様単価)×1,000個(数量)=120万円仕入高=300円(仕入高)×1,000個(数量)=30万円粗利益額=120万円(売上高)ー30万円(仕入高)=90万円営業利益=90万円(粗利益額)ー90万円(固定費)=0円・0円になりますいかがだったでしょうか? 

業種にもよりますが、利益構造によって利益感度は違います。

私がお世話しているお客様には、お客様の単価を上げることではなく、お客様の数10%の増と原価管理10%の減をさせています。売上高=1,200円(お客様単価)×1,100個(数量)=132万円仕入高=270円(仕入高)×1,100個(数量)=29.7万円粗利益額=132万円(売上高)-29.7万円(仕入高)=102.3万円固定費=100万営業利益=102.3万―100万=2.3万円

※こういった数字を幹部社員が理解し、どこを改善したらいいのかを知恵をださせ改善しているのです。

私は延べ3000社以上の企業の経営改善をしてきました、今は名古屋経営コンサルとして活動してますが、コロナ禍でオンラインが進んでいます。どの地域からでもオンライン無料相談をしています。どうぞ遠慮なくご連絡ください。一人で悩まず一緒に悩みましょう。

①お客様単価をあげる

〇お客様単価を10%あげる1,200円がお客様単価ですから、1,320円になるということですね。売上高=1,320円(お客様単価)×1,000個(数量)=132万円仕入高=300円(仕入単価)×1,000個(数量)=30万円粗利益額=132万円(売上高)ー30万円(仕入高)=102万円固定費=100万円営業利益=102万円(粗利益額)ー100万円(固定費)=2万円・2万円の黒字になります

②お客様数を増やす

〇お客様数を10%増やす1,000人が数量(=お客様数)ですから、1,100人に増やすということになりますね。売上高=1,200円(お客様単価)×1,100個(数量)=132万円仕入高=300円(仕入単価)×1,100個(数量)=33万円粗利益額=132万(売上高)ー33万円(仕入高)=99万円固定費=100万円営業利益=99万円(粗利益額)ー100万円(固定費)=▲1万円・1万円の赤字になります

③仕入を下げる(ここでは仕入としましたが、本来は材料費・外注費・経費です)

〇原価を10%下げる仕入単価が300円ですので、10%下げると270円となります。売上高=1,200円(お客様単価)×1,000個(数量)=120万円仕入高=270円(仕入高)×1,000個(数量)=27万円粗利益額=120万円(売上高)ー27万円(仕入高)=93万円固定費=100万円営業利益=100万円(粗利益額)ー93万円(固定費)=▲7万円・7万円の赤字になります

④固定費を減らすの4つあります。10%改善できるとしたならば、どの方法がよいでしょうか。

〇固定費を10%下げる固定費は100万円ですので、10%下げると90万円となります。売上高=1,200円(お客様単価)×1,000個(数量)=120万円仕入高=300円(仕入高)×1,000個(数量)=30万円粗利益額=120万円(売上高)ー30万円(仕入高)=90万円営業利益=90万円(粗利益額)ー90万円(固定費)=0円・0円になりますいかがだったでしょうか? 

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