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これからの経営 インテグリティを目指した会社は生き残る・・その1

変わりゆく経済、あなたはどのような会社像を目指して、競争社会の中で勝ち残っていきますか。あなたに教えてあげたいことは、あなたの会社が生き残ってはいるのは、競争に勝って生き残っているのではなく、経営という土俵から、早く退場された会社があるから生き残っているだけのことです。 

その理由は、業種業界はちがっていても、やり方や考え方が違っても、利益を追い求めていることばかりで、お客に与える安心や安全がついてこない経営をやるからなんです。

金額が高いから安心だ、金額が低いから不安ではなく、安心安全が前提の上で利益追求でないといけないだと言いたいのです。

どこの会社でも安心や安全と掲げても、実際にどのように行動していますか?

経営という土俵から去った会社も安心安全と言ってきたのです。

ここで分かれ道なのです。

行動を起こす会社は、経営者をはじめ、従業員達も含めて行動をおこし、利害関係者やお客様に対しても誠実であったり、真摯であったりするのです。しかし行動を起こさない会社は、声は上げるけれど、利害関係者やお客様には、誠実や真摯ではなく、不安や不満を与えていることに気付かないのです。これからの時代「心を求める時代」です。

私は過去、多くの会社をかかわってきましたが、確実に言えることは「どんなことでも人から学んで実践しようと試みようとしないこと」や「ありがとうございます」といえない会社は、いつのタイミングなのかはわかりませんが、必ず経営という土俵から退場になっていきます。

そうならないように、インテグリティを目指した経営をしていくことです。

さて、あなたはインテグリティと言う言葉を知っていますか。インテグリティ、日本語に訳すと「誠実さ」であったり、「高潔さ」であったり、「真摯さ」であったりと訳されます。

近年、会社として幅広い社会的責任や法令順守を果たすために、経営者はもちろん従業員一人ひとりの行動規範として目指す会社が増えてきました。

なぜ、インテグリティの話をするのか、それはお客様や利害関係者から、会社に対して求められることが、サービスの提供よりも、誠実さや真摯さなどの、安心や安全を求められるようになってきたのと、社会からも、健全な経営を行うために厳しい目があるからです。

今までは安心や安全というのが、前提でのサービスの提供だったのですが、ソーシャルメディアの普及に伴い今まで表に出なかったことが、いとも簡単に一般に目にさらされ、安心や安全の確保ができているのかという疑問の念を抱かせているからです。

その一つが、会社の不祥事で言い換えれば隠蔽です。

これは大手企業だけの話だけではなく、どこの会社にでも起こりえる話であり、長きにわたって事業をしていれば大なり小なり隠蔽はあるのです。その要因の一つに、業績を追及する経営者側と能力以上の成果を求められる従業員との齟齬です。それが積もりに積もって、なんらかのきっかけで問題を引き起こされているのです。

そこには経営者の問題であったり、幹部社員の人間性の問題であったり、従業員同士の事なかれ主義であったり、資金的な問題であったり、きっかけは様々ですが、問題に気付いた時にはすでに手遅れで、会社のメンツを保つために、組織全体で隠すことになるのです。

隠蔽は世間では、会社体質の問題として片づけられますが、会社体質の他に、会社そのものの力量や技量が限りなく低下していることも問題なのです。経営者や経営陣の中には、他社の話をしても「我が社に限ってない」と言い切る人がいますが、そういう人達の会社は、問題がたまたま露呈していないだけかもしれません。

※私は愛知県を中心に名古屋経営コンサルとして20年以上、延べ3000社以上の経営に携わってきました 。

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