
■ 「人は増えない、仕組みも作れない」という孤独な戦い
「求人を出しても人は増えない。日々の業務に追われ、組織の仕組みを作る余裕すらない。なのに、なぜか自分だけが空回りして、現場に想いが届かない……」 そう孤独を感じて、夜も眠れないほど悩んでいる経営者は少なくありません。
業績を上げたい、資金繰りを安定させたい、社員に主体性を持ってほしい。山積する悩みを解決しようと、必死に「外部のノウハウ」や「即効性のあるツール」を探し回っていませんか? しかし、実はやるべきことは外側にはありません。経営者であるあなた自身が、管理職(幹部)や直接の部下とどう向き合っているか。答えはそこにしかありません。
■ なぜ、何をやっても組織は「停滞」するのか
組織再設計の専門家として多くの現場を見てきた中で、確信していることがあります。 それは、「業績不振も人手不足も、独立した問題ではない」ということです。これらはすべて、経営者と管理職(現場責任者)の間で『本音の言葉』が交わされていないことから生じる、一つの「目詰まり」の結果なのです。
社長が孤独を抱えたまま、アバウトな指示や建前で組織を動かそうとするとき、管理職には「迷い」と「不信」が生まれます。この「上層部の目詰まり」がある限り、どんなに新しい仕組みを導入しても、現場まで想いが浸透することはありません。
■ 解決の鍵は、逃げずに「本音で対話する」こと
私が提唱する解決策は、驚くほどシンプルです。 「社長が、管理職や直接の部下に対して、逃げずに今の問題や苦しみ、不安、そしてやってほしいことを本音で語り、逆に相手からの意見も本音で聴くこと」。 これだけで、組織の悩みの8割は解決に向かいます。
「社長が弱みを見せたらなめられるのではないか」「本音を言ったら反発されるのではないか」という恐れを乗り越え、双方向で本音をぶつけ合ったとき、組織に劇的な変化が起きます。管理職は初めて社長の想いを理解し、問題を「自分事」として捉え、自ら責任を持って動き出すのです。
この「本音の対話」によって共通言語が生まれた組織では、業績の改善も、採用の成功も、後から自然とついてきます。
■ 経営の8割は「対話」で決まる
仕組みが作れないのも、導入した仕組みが動かないのも、それを動かす「言葉」が死んでいるからです。 外部に答えを求める前に、まず隣にいる部下と本音で向き合い、互いの本音を聴き合ってください。
組織の「言葉」を繋ぎ直すこと。それが、単なる改善を超えた、持続可能な強い会社をつくる唯一の道だと確信しています。
※「仕組みが定着しないのは、現場のせいではない。戻ってしまう“構造”を変えていないだけだ。」
► 仕組みが文化にならず、元に戻る会社の共通構造とは!