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経営者が病気になり、経営困難になった会社を黒字化

経営者が病気になり、経営困難になった会社を黒字化

今から5年前、2社経営していた社長の依頼で会社を黒字化した話です。
この会社は装置設備を作る会社で、2社合わせて25億ぐらいの会社です。
社長は数年前から病気を患い、月に1回会社に出社できるかどうかでした。

当然、会社に出社できない状況が続くと、当然幹部社員が暴走してしまい、仕事を受注しても赤字工事ばかりです。私がコンサルするころには、数年連続赤字で金融機関からの引き上げ状態でした。

人を辞めさせず、リスケジュールせず、1年後には2社合わせて6千万、2年後には1億の当期利益をだしました。私はどのような経済環境でも経営は「勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議な負けなし」だと思います。

下記の文章は、当時の取締役にお客様の声として書いてほしいと依頼した文章です。

           メンテナンス会社 取締役 T.K
僭越ながら社長の代わりに、私が川原さんのことについてお話をします。川原さんとの出会いは突然の出会いでした。弊社の社長は7年前に原因不明の病に侵され、それ以降会社に来る日が月に1回、多くて2回ぐらい出社するのですが、長時間椅子に座っていられず、出社しても数時間で退社するようになったのです。

そのような状況ですから、本来なら我々役員は従業員と一致団結してがんばらないといけないのですが、社長の顔が遠くになるにつれ、社内が不協和音になり、一部の役員は暴徒化し始めたのです。

工事も新規で受注するのですが、予算上では10%~20%の利益を確保する稟議書がきます。しかし蓋を開けると20%~30%の赤字になって工事をとるようになるのです。常に資金繰りが苦しい状況なので、メイン銀行をはじめとした他行ふくめて4行の金融機関からは、引き上げの話をしてくるのです。

金融機関とのやり取りしている中で、もう駄目かなと思った次の日の朝礼に、社長と川原さんがいたのです。私からすると明日にでも倒産するのに、今頃なにしにきたのかと思った次第です。

川原さんは翌日から積極的に金融機関の対応をはじめ、同時に各役員や従業員との面談をし始めました。隣の部屋で川原さんが面談しているのですが、時には大きな声が聞こえたり、面談が終わった社員の顔を見ると涙している人がいるのです。

私の時の面談は叱られましたが・・・

会社は確かに川原さんが入ったことで、変わってきたことは確かですが、大きく変化したのは、川原さんがおいで頂いた4か月後の11月、冬の賞与の時でした。すでに社員は会社に資金がないことを知っていて、いつ倒産してもおかしくないと思っていたので、冬の賞与が満額でたことによって士気が高まりました。

そこから加速するように部署ごとの問題が改善され、その年の決算で当期利益が4千万計上されたのです。この7年常に赤字できたのに。これは奇跡としか言いようがないのです。その後は言わなくても分ると思いますが、資金繰りが改善され次の年の決算は当期利益が6千万計上するようになりました。

川原さんは3年前にこの会社を離れましたが今でも会社は安定しています。

この会社はコロナ禍でも売上を上げています。どのような会社でもあきらめずにがんばれば必ず売上や利益はでるのです。

名古屋経営コンサルタントとして、現在オンライン経営相談実施中

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